ポジションを閉じる


満期前にポジションを閉じる時は原則的に下記の順番で行います。

① フォワードFXでヘッジを行っている場合はスポットでのヘッジに変更する。
② プット売りのポジションを閉じる。
③ デルタをニュートラルにするために、スポット(売り) のポジション数量を調整する。
④ 満期までの間、相場の展開に応じてガンマトレーディングを行う。
⑤ 満期と同時にデルタがゼロの状態となるようにオペレーションを行う。

③については必ずしもニュートラルにする必要はありません、権利行使価格を挟んで大きく相場が変動すると予想する場合はどちらかにデルタを傾けても問題ありません。
なぜならオプションの買いは損失が限定されているというヘッジ効果があるのに加え、ガンマの増大を伴いながら急激にスポット化し大きな利益を生む機能を有しているからです。
むしろ損失を生む可能性が限りなく低く且つ利益が期待できる可能性が高いタイミングを狙って、オプションの売りを決済してガンマトレーディングに持ち込むことは十分に優位性のある行動と言えるでしょう。
ただし、チャンスが到来しなければ、満期までオプションのポジションを決済せずに清算してしまってもかまいません。

満期まで持ち込んで清算する場合は下記の事項に注意して下さい。

① オプションの清算方法を 「キャッシュ」 としている場合は、清算と同時にヘッジ側のフォワードFXもしくはスポットも決済する。
② オプションの清算方法を 「スポット」 としている場合、権利の行使もしくは割当によって発生するスポットとヘッジ側のフォワードFXもしくはスポットが相殺されるのであれば、満期と同時にオペレーションを行う必要はありません。
ただし、清算時のレートが権利行使価格と同じであった場合、コール買いとプット売りの両方からスポットが発生するため注意して下さい。(権利行使価格から少しでも外れていれば、スポットの買いのみしか発生しないため、ヘッジ側の売りポジションと相殺されます。)