おすすめ書籍

当サイトで配布しているツールではオプション価格(プレミアム)の算出に、「ブラック–ショールズ方程式」 を用いています。
通貨オプションの取引をはじめるにあたっては必ずしも 「金融工学」 を理解する必要はありませんが、オプションに関する最低限の知識を身につけ理解を深めるためには関連書籍を読むことをおすすめします。ここでは私が実際に読んだ上でツールの開発や取引の参考としている本や電子書籍を紹介します。中にはインターネットでは入手できない価値の高い情報が掲載されている書籍もあります。



■ 「シカゴ・オプション売買戦略マニュアル」(2018大増補版)


オプション取引による成功を目指す個人投資家に必ず読んでほしい一冊(電子書籍)です。オプションに関するあらゆる情報が網羅されており、特に第十章の「カレンダー・コンドルでの検証」が圧巻。トレードを行う根拠や方針を明確に述べたうえで、すばらしい解説がなされています。本来こういったオプション取引のノウハウは、洋書を読んで自ら構築しなければならないのが普通でしたが、本書籍には実践的なノウハウやプロしか知り得ない様な知識などが余すことろなく掲載されており、他の書籍の追随を許さない内容になっています。通貨オプションに関しては「第六章 FX取引に通貨オプションを組み合わせたヘッジ戦略」が非常に参考になります。


著者:アメリカン・オプション研究会


■ 通貨オプション入門


私が知る限り今まで通貨オプションに特化した海外の名著で邦訳されたものは全くありませんでしたが、遂に2018年8月に新刊として登場しました。20年以上の長きにわたり、海外で通貨オプション取引を行い、また利用する人々の教本として利用されてきた、定評のある実務書の邦訳です。監訳者は 通貨オプションの自主規制機関である 「一般社団法人 金融先物取引業協会」 で投資教育事業として初めて取り組んだ商業出版物とのことです。政府刊行物として 「全国官報販売協同組合」 のホームページでも紹介・販売されています。内容に関しては上級者向けで初心者が最初に読むような本ではないですが、通貨オプション取引に興味をもつ方々にぜひ読んでほしい一冊ですね。


■ カラー図解でわかる金融工学「超」入門 投資のプロがやさしく教えるデリバティブ&リスク管理の考え方


出版社のセールストークにあるように 「専門知識がなくても読める入門書でありながら、金融工学の本来の考え方もしっかり身につけることができる」 内容でした。
「全国学校図書館協議会選定図書」 になっていますので、学生さんは学校の図書館に置いていないかチェックしてみてはいかがでしょう。
書店で偶然めぐり合って最初に購入した 「金融工学」 の本です。私にとって運命的な一冊で、本書の 「オプション理論⑥ ブラック=ショールズ・モデルの使い方」 がツール開発の原点になりました。


■ 実務家のためのオプション取引入門 基本理論と戦略


まれに見る良書。すべての章が理解しやすくまとめられており、繰り返して読むことも苦になりませんでした。
オプションの基礎知識やグリークスの意味を理解するために、初心者に最初に読んでほしい一冊です。
途中のコラムについても一見の価値があります。


■ カプランのオプション売買戦略 - 優位性を味方につけ市場に勝つ方法


理論ではなく戦略に関する知識を深めたい場合に読んでほしい一冊。
通貨以外を原資産としたオプションの解説が主で、「金融工学」 の数学的な理論に関する記述はほとんどありません。
様々な取引戦略を実例を紹介しながら丁寧に解説しています。オプション取引に本気で取り組もうとする個人投資家なら読んでおいて損はないと思います。


■ 超・株式投資 賢者のためのオプション取引


科学的なエビデンスに基づいてオプション取引の優位性について解説を行っており、「カバードコール」や「現金確保プット売り」で安定した運用を行うことが投資の王道であると説いています。取引例は米国株オプションによるものですが、通貨オプションにも用いることができる手法です。


■ インベスターZ


「金融、投資、ビジネス」 を題材とした漫画としては唯一無二の作品です。個人投資家として成功するためのヒントが多くちりばめられています。社会のしくみに興味がある子供達にも、ぜひ読んでほしい一冊です。
我が家では 「全巻まとめ買い」 して家族みんなで読みました。


■ フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち


「富を得るためにはテクノロジーでいかに他者を出し抜くことが重要か」 を気付かされる内容です。通貨オプションにおいては、個人投資家レベルでの高頻度取引や高速取引による運用は現実的ではありませんが、「市場の歪みを利用して優位性のある取引を行うことを目標とする」 点では基本的な発想は同じです。
ツールの開発を決心し、完成まで努力し続けるための原動力を与えてくれた一冊でした。